洋式便器の種類と特長(1)組み合わせ便器

洋式便器の種類と特長(1)組み合わせ便器

洋式便器は、便を受け止める便器本体と洗浄水を貯めておくタンク、そして腰をかける便座(および便ふた)で構成されています。
これら、便器本体とタンク、便座を別々に選んでセットするのが「組み合わせ便器」です。

便器本体

便器本体には、「標準サイズ(レギュラーサイズ)」と「大型サイズ(エロンゲートサイズ)」があります。
現在は、日本人の体格向上もあり、大型サイズが主流です。

標準サイズと大型サイズでは、洗浄方式が違います。
標準サイズの場合、主に水の勢いだけを利用して汚物を排出する方式(洗い落とし式)であり、洗浄時に水はねや、やや大きい洗浄音が発生しやすく、溜水面が少ないので、汚物の付着が起こりやすいといった欠点があります。
大型サイズの場合、サイホン式をはじめいくつかの洗浄方式があります。溜水面が広く、汚物がすぐ水中に沈むので臭気が発生しにくいのが特長です。

タンク

洗浄水をためておくタンクは、かつては天井近くに設置する「ハイタンク」が一般的でしたが、もっと低い位置にある「ロータンク」に移行しました。
ロータンクといっても、以前は部屋の角に置く「隅付(すみつき)ロータンク」が多かったのですが、現在は便器の真上にタンクを載せた「密結形ロータンク」が主流です。
タンクは、数多くの種類からお選びいただくわけではありません。
便器本体を決めれば、タンクは2種類のうちから選ぶことになります(寒冷地仕様を除く)。
「手洗い付き」か、「手洗いなし」のどちらかです。

  • 隅付ロータンク(手洗い付き)

  • 密結形ロータンク(手洗いなし)

便座

便座は、普通便座、暖房便座、温水洗浄便座に大別されます。

普通便座は、電気が不要で、腰をかけるという本来の機能以外の特別な機能がない便座です。
(ただし、バタン!と閉まらないソフト閉止(スローダウン)機能があるものがあります。)
普通便座には、その形状から、O型とU型(前割便座)があります。
現在は、O型が一般的ですが、公共施設やアパートに設置された標準サイズの便器にU型便座が取り付けられていることがあります。
なお、暖房便座や温水洗浄便座は、すべてO型です。

  • O型普通便座(ふた付き)

  • U型(前割れ)普通便座(ふたなし)

暖房便座は、座面にヒーターを内蔵したもので、TOTOだと商品名「ウォームレット」になります。
脱臭機能が付いたものもあります。

温水洗浄便座は、TOTOの「ウォシュレット」があまりにも有名ですが、これは商品名です。
LIXIL(INAX)の温水洗浄便座の商品名は「シャワートイレ」です。
さらに、温水洗浄便座単体(シートタイプ)の商品名は、TOTOは「apricot(アプリコット)」、LIXILは「PASSO(パッソ)」などです。
シートタイプは、これら衛生陶器メーカー以外でも、家電メーカーなどいくつかの会社が製造しており、家電量販店やホームセンターなどでも販売しています。
つまり、互換性があるということで、選択の範囲は広いといえます。
ただし、異なるメーカー間であれば、アダプターなどが必要になる場合があります。
便器本体と便座の色を一致させたければ、同一メーカーを選びましょう。

  • TOTO ウォシュレット apricot(アプリコット)

  • LIXIL(INAX) シャワートイレ PASSO(パッソ)

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