システムキッチン扉選びのヒント
カテゴリー:キッチンのポイント
システムキッチン扉選びのヒント
システムキッチンの扉は、素材・色・デザインなどさまざまな種類があります。
扉の選び方でキッチン空間全体のイメージが大きく左右されます。
床材やインテリアとのコーディネートも重要です。
どんなキッチンがお望みですか?
キッチンの顔である扉に注目してみましょう。
素材・仕上げ
システムキッチンの扉の素材の多くは木質ですが、経済性のよい集成材や合板が一般的です。
その仕上げには、塗装仕上げとシート仕上げがあります。
塗装仕上げの方が価格は高めで、高級感のある鏡面塗装や落ち着きのあるつや消しがあります。
シート仕上げは、表面にシートを貼ったもので、価格が安めなので人気があります。技術の進歩で、傷や汚れに強くなっているうえ、色柄が豊富でデザイン性が高くなっています。
木目が美しい無垢の天然木を用いた扉もあります。
自然素材に特有な色のバラツキ、斑(ふ)、節(ふし)、その樹種に特有の模様などをデザイン上の味わいとしてそのまま生かしています。
そのため1枚の扉の中でも模様が異なることがありますし、隣り合う扉の木目柄がそろわない場合がありますが、ご納得の上でご採用ください。
周囲に枠を作る框(かまち)形状にしたものは落ち着いた味わいがあります。
ウッドワン「スイージー」
ほかに金属素材の扉があります。
ステンレスは、錆びにくく汚れにくいため、手入れも簡単で衛生的です。
ホーローは、傷にも汚れにも強く、美しさが長持ちします。マグネットが使えるのも特長です。
キッチンのテーマ
どんなキッチンを実現したいのか、という課題は、どんなライフスタイルを目指すのかということにつながります。
シック、ナチュラル、カジュアル、トラディショナル、モダンなど、まずはキッチン空間全体のテーマを決めてから扉を選ぶとよいでしょう。
コーディネート
インテリアとのコーディネートも見逃せません。
ワークトップ(天板)が人造(人工)大理石であれば、その色調を選び、上質なインテリアに仕上げることができます。
カラフルなシンクやコンロとコーディネートできるものもあります。
LIXIL「アレスタ」
収納ユニットとも同色でそろえたり、ツートンカラーでメリハリをつけることができます。
さらに、木目扉とフローリングや室内ドアなどを同系色でコーディネートすることもできます。
LIXIL「リシェルSI」