素足に気持ちいい無垢フローリング

座ったり、寝転んだりと、床は人の素肌に多く触れます。リビングなどで人気の床材といえば、やはりフローリング。フローリングの素材は、大きく分けて「無垢(むく)」(単層フローリング)と「合板(ごうはん)」(複合フロアー)の2種類があります。無垢フローリング材は、切り出したままの自然な状態の天然木を一枚板に加工したものです。合板と比べると少し高価で、伸縮による突き上げやすき間、反りなどが起こることがあります。また、表面に節や入り皮などが入った商品もあります。それでも無垢フローリングには、肌触りや風合い、水分調整など、独特の魅力があります。

 

天然木独特の色と風合い

天然木を使用しているため、同じ木であっても、まったく同じ木目、色調になることはありません。しかも、柾目(まさめ)・板目の違いや塗料の吸い込み量によって多少の色違いが出ることがあります。合板の床材と比べると、不揃いな木目や色むらが目立つのが無垢の床材ですが、それこそ木材本来の姿なのです。個性あふれる天然素材ならではの豊かな表情を感じていただけます。長年使い込むほどに、風合いが増し、色も落ち着いてきて、自然から生まれる本物の味わいとなります。

夏は涼しくべたつかず、冬は冷たくない

無垢床材は、見た目だけでなく、天然素材ならではの機能も発揮します。無垢のフローリングは、空気を多く含んでいるので、断熱性にすぐれます。また、湿気が多いときには余分な水分を吸収し、乾燥しがちな季節は水分を排出する調湿作用があります。夏はべたつかないので素足で歩いてもとても心地よく、冬は冷たくありません。

微細な凹凸ですべりにくい

無垢材の中には天然の木目を浮き立たせたものもあります。この微細な凹凸も素足に心地よいものです。木材ならではの味わいをいっそう深めるとともに、適度なすべりにくさを実現します。

日ごろのお手入れ

素材や塗装の有無によってメンテナンス方法は異なりますが、最近は手入れが楽な無垢の床材も増えています。日ごろのお手入れは、掃除機と水拭き(ペーパーモップ)でOK。水性ワックスも使えます。ひどい汚れは、固くしぼった雑巾か、住居用洗剤(中性)を含ませた雑巾で拭き取ります。

 

大垣設備は、無垢材や珪藻土を使った自然素材のリフォーム「エコむく」を提唱しています。ショールームで見本をご覧ください。



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